リチウムイオン電池からレアメタルを高効率回収、三菱マテリアルが技術開発へ：工場ニュース

三菱マテリアルは、子会社の小名浜製錬の小名浜製錬所の敷地内に、リチウムイオン電池リサイクル技術の確立に向けたパイロットプラントを建設する。

[MONOist]

　三菱マテリアルは2023年12月6日、子会社の小名浜製錬の小名浜製錬所（福島県いわき市）の敷地内に、リチウムイオン電池リサイクル技術の確立に向けたパイロットプラントを建設すると発表した。

　2025年の予定で稼働を開始。リチウムイオン電池由来のブラックマスを原料に、電池グレードの炭酸リチウム、硫酸ニッケル、硫酸コバルトを生産する。

　三菱マテリアルは、ブラックマスからリチウム、コバルト、ニッケルなどのレアメタルを回収、精製する事業化に向け、技術を開発してきた。この度、新たにパイロットプラントを建設し、さらなる技術開発に取り組む。

　なお今回の技術開発は、経済産業省から「重要鉱物の供給確保計画」の認定（供給確保計画認定番号：2023重要鉱物第1号-1）による助成を受けて進めている。

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