東芝が新経営体制を発表、トップを継続する島田氏は分社会社4社の社長も兼任製造マネジメントニュース

東芝は2023年12月22日開催予定の臨時株主総会に合わせて新たな経営体制に移行する方針を発表した。

» 2023年12月15日 06時30分 公開
[朴尚洙MONOist]

 東芝は2023年12月14日、同月22日開催予定の臨時株主総会に合わせて新たな経営体制に移行する方針を発表した。これまでの指名委員会等設置会社から、監査役を置く取締役会設置会社に移行した上で、経営トップを続けて担う現取締役代表執行役 CEOの島田太郎氏を除く全ての取締役が退任するとともに、日本産業パートナーズ(JIP)から4人、中部電力とオリックスから社外有識者として2人が取締役に就任する。

東芝の島田太郎氏 東芝の島田太郎氏。新たな経営体制でもトップを継続して担う(写真は2023年8月8日会見より)[クリックで拡大] 出所:東芝

 東芝は日本産業パートナーズ(JIP)をはじめとする国内企業を中心とした企業群が設立したTBJHの株式公開買い付けによって、2023年12月22日付でTBJHの完全子会社となる予定である。東芝はTBJH、JIPと協議して、監査役を置く取締役会設置会社への移行と役員改選案を決定した。同日行われる臨時株主総会と取締役会でこれらの方針を決議、承認する予定だ。

 代表取締役を継続する島田氏以外に新たに取締役に就任するのは、JIP 代表取締役社長の馬上英実氏、同社 取締役副社長の稲垣伸一氏、副会長の池谷光司氏、取締役の原島克氏、中部電力 代表取締役会長の勝野哲氏、オリックス 事業投資本部副本部長の井田明一氏の5人。取締役会議長には馬上氏が就任する。なお、現在社外取締役を務めている望月幹夫氏と宇澤亜弓氏は、新たな経営体制では監査役に就任する。

 監査役を置く取締役会設置会社への移行に合わせて執行役は全て退任するが、一部の退任者を除いて執行役員に就任し、続けて東芝の事業を担っていくことになる。島田氏の職位も、取締役代表執行役 CEOから代表取締役社長執行役員 CEOに変更される。また、取締役の池谷氏は副社長執行役員に就任する予定だ。三菱自動車で副社長兼CFOを務めた同氏は、一部メディアで「次期トップに就任する」と報じられていた。

 東芝は2023年10月1日付で、本社と分社会社4社(東芝エネルギーシステムズ、東芝インフラシステムズ、東芝デバイス&ストレージ、東芝デジタルソリューションズ)のスタッフ部門を統合しており、今後は社長の島田氏が分社会社4社の社長を兼務し一体運営を進めていく方針である。これに合わせて、島田氏とともに代表執行役を務めてきた今野貴之氏が東芝 代表執行役専務および東芝インフラシステムズ 社長を、佐藤裕之氏が東芝 代表執行役専務および東芝デバイス&ストレージ 社長を退任する。なお、今野氏と佐藤氏は新体制では特別嘱託に就任する予定である。

⇒その他の「製造マネジメントニュース」の記事はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.