三洋は、国立がん研究センター東病院と共同開発した医療機器「陰圧式体位固定具(仰臥位用)」を発売した。長時間、仰臥位で手術する際に用いる体位固定マットで、患者の姿勢に合わせて手術時の体位を整えることができる。
三洋は2023年11月1日、国立がん研究センター東病院と共同開発した医療機器「陰圧式体位固定具(仰臥位用)」を発売した。長時間、仰臥位で手術する際に用いる体位固定マットで、患者の姿勢に合わせて手術時の体位を整えることができる。
患者側の表面は、身体を優しく包む薄く柔らかいポリウレタン素材を使用。手術ベッド側となる裏面は、厚く強い素材を使用した陰圧ビーズ層の二層構造となる。
陰圧ビーズ層に空気が入った状態で、手術時の適切な体位に整えることができる。また、陰圧ビーズの空気を抜くことで、ビーズが隙間なく患者の身体に沿うため、長時間患者の体位を固定できる。
ベルト、バックル付きで、手術台に簡単に固定可能だ。上部のウレタン層で体圧負担が20%以上軽減でき、手術中の皮膚トラブルを低減する。陰圧ビーズ層は、外袋と内袋の重袋構造を採用。ビーズの大きな偏りや底付きなどがなく、体位固定前のビーズならし作業が容易になった。
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