機能を強化した2D CADソフト「図脳RAPID」シリーズ最新版を発売CADニュース

フォトロンは、2D CADソフトウェア「図脳RAPID」シリーズの最新版となる、企業向け「図脳RAPIDPRO22」および個人向け「図脳RAPID22」を発売した。機能強化と改良に加え、新ライセンス形態を追加している。

» 2023年10月27日 09時00分 公開
[MONOist]

 フォトロンは2023年10月25日、2D CADソフトウェア「図脳RAPID」シリーズの最新版となる、企業向けの「図脳RAPIDPRO22」と個人利用向けの「図脳RAPID22」を発売した。Windows 11への対応や機能強化、改良に加え、年間ネットワークライセンスを追加している。価格は、図脳RAPIDPRO22が15万4000円、図脳RAPID22が6万6000円(各税込み)だ。

(左)企業向けの「図脳RAPIDPRO22」、(右)個人利用向けの「図脳RAPID22」 (左)企業向けの「図脳RAPIDPRO22」、(右)個人利用向けの「図脳RAPID22」 出所:フォトロン

 両製品共通の新機能として、デュアルモニターに対応。別ウィンドウで複数の図面や同一図面を表示し、図形の移動やコピーがウィンドウ間でできるようになったため、画面の切り替え、全体確認のための表示拡大や縮小操作が必要ない。これにより、従来品と比べ作業効率が40%向上。バックアップやハッチング編集などの機能も強化している。

複数図面をデュアルモニターに表示 複数図面をデュアルモニターに表示 出所:フォトロン

 図脳RAPIDPRO22は、作図済みのハッチング図形、塗り図形に、端点追加と削除ができるようになったため、大きな変更も容易に修正できる。

ハッチング図形を自由に変形 ハッチング図形を自由に変形 出所:フォトロン

 また、別の位置に図面の細かい部分を拡大して表現する部分拡大図が改良され、寸法線を作図する際に縮尺が自動的に切り替わるため、図面内に縮尺の異なる寸法線が存在するミス防止になる。

部分拡大図が簡単に 部分拡大図が簡単に 出所:フォトロン

 新たに、1年更新のサブスクリプション型で、ネットワーク環境下であれば複数のPCで1つのライセンスを共有できる「図脳RAPIDPRO 年間ネットワークライセンス」も提供。必要ライセンス数は、ライセンス状況管理ツールで把握し、それに合わせて最適なライセンス数を契約できる。

⇒ その他の「CAD」関連ニュースはこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.