この記事は、2023年8月21日発行の「日刊MONOist」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
先週前半は夏休みをいただき、実家に帰って来ました。久しぶりに多くの家族や親戚に会ってリフレッシュしました。そんなお会いした親戚の一人に自動車整備や中古車販売を事業として行っている人がいます。仕事柄もあり、毎回自動車業界の話題で盛り上がるのですが、今年は少し深刻そうに「自動車部品の品質劣化がひどい」と話していました。
その方は、修理や故障などで日々自動車に触れています。その中で「過去には考えられなかったような壊れ方や傷み方をしているものを目にすることが増えた」と言うのです。「特にここ数年はゴムを使っている部品の劣化がひどく、すぐに傷んで使えなくなったり、一定期間が過ぎれば致命的な壊れ方をしたりするようなものが多い」と訴えていました。
- 品質改善プロジェクトに失敗は許されない
モノづくり現場で発生している品質不良を改善し、不良率半減を目指そう。品質改善のツールはあくまでもツールであって、それに振り回されてはいけない。本連載は品質改善コンサルタントによる品質改善の王道を解説する。
- 日本製造業の品質保証が抱える問題、解決の方向性を示す
2017年後半から検査不正問題や製造不良による事故の発生が相次ぎ、高品質をウリとする日本製造業ブランドを揺るがしかねない状況です。そこで本連載では、これまで日本製造業では品質保証をどう行ってきたのか、品質保証における問題は何かといった点に注目し、問題解決の方策について各種手法や最新技術の活用、組織マネジメント論の面から取り上げます。
- IoT時代の「日本品質」の構築は「見える化」と「紙をやめること」から始めよう
MONOistが開催した品質管理セミナー「品質管理を現場の“人”に押し付けないために何ができるのか〜IoT時代だからできる品質向上の実現手法〜」では、「日本品質」の構築を実現するために“人”の強みを踏まえつつ、IoTやAI、ロボティクスといった品質改善活動に貢献する新たな手法やツールについて紹介した。
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