ホンダは2024年3月期第1四半期の決算を発表した。売上収益は前年同期比20.8%増の4兆6249億円、営業利益は同77.5%増の3944億円、当期純利益は同143.3%増の3630億円で増収増益だった。
ホンダは2023年8月9日、2024年3月期第1四半期(2023年4〜6月期)の決算を発表した。売上収益(売上高)は前年同期比20.8%増の4兆6249億円、営業利益は同77.5%増の3944億円、当期純利益は同143.3%増の3630億円で増収増益だった。グループ販売台数は二輪事業が同5.2%増の447.3万台、四輪事業が同10.6%増の90.1万台、パワープロダクツ事業が同36.4%減の98.3万台となった。
営業利益の内訳を見ると、四輪車の販売台数増加などで1337億円増、貴金属を中心とした原材料価格の低下や商品価値向上に合わせた値付けなどにより659億円増といった増益要因があった。減益要因としては、広告宣伝費や人件費の増加で298億円減、研究開発投資で208億円減の影響を受けた。為替の影響は232億円のプラスだった。
これまでの固定費に関する体質強化に加えて、北米を中心とする四輪車の販売台数増加、鮮度の高いモデルの展開などで四輪事業の営業利益が大きく改善した。四輪事業は前年同期の営業利益が382億円、営業利益率が1.6%だったのに対し、2023年4〜6月期は営業利益が363.1%増の1769億円、営業利益率が5.8%と高水準だ。四輪事業だけでなく、二輪事業や全社でも同様の傾向だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.