――黒澤さんはYSKに入社されてから何年目ですか?
黒澤さん 2年前に新卒で入社して、現在3年目です。大学時代は大手ハウスメーカーからも内定を頂いていたのですが、入社後の自分の人生が最初から想像できてしまって。
――そういった中、どんな経緯でYSKに入社されたのですか?
黒澤さん 就職について悩んでいたときに知り合いを通じてYSKを知り、それをきっかけに興味が湧いてYSKの企業説明会に行きました。
お話を聞いてみて、製造業という軸がありながら、いろんなことに挑戦しようとしている姿勢に魅力を感じました。直感で、ここで働く未来の方が面白そうだと思い、入社を決めました。
――入社後はどんなお仕事をされたのですか?
黒澤さん あまりなじみのない業界で、やっていけるのか不安に思っていた中、新入社員の研修の延長のような感じで、「鉄に関係する商材でなくてもいいから、何か役に立ちそうなものを考えてみて」と言われました。
――実際にどういった方法で取り組まれたのですか?
黒澤さん まずは業界の悩みを知るところから始めました。ネット検索からはじまり、次に現場でのヒアリングを行いました。そこから「製造業の手荒れ」に着目し、関連する困りごとを集め、企画に反映させました。
ハンドクリームは、複数個考えた企画の1つだったのですが、社内でも評判が良く、「それあったら欲しいよね!」という声が上がったこともあって、本格的な商品開発に踏み切ることになりました。
大手他社への入社を辞め、新卒で入社を決意された黒澤さんのお話から、YSKが持つ、“入社1年目から挑戦や成長の機会がある”という、若い世代を引き付ける強い魅力を感じます。
どの業界にも、働く人だからこそ共感できる困りごとや、あったらいいなというものがあるのではないでしょうか? こういった、メインの事業とは異なる分野でありながら労働環境改善のために挑戦するというのは、素晴らしい取り組みであると思います。また、ものづくり新聞としても、今後積極的に取材していきたい事柄であるとあらためて感じました。
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