パナソニック コネクトは2023年6月1日、オンラインで開催された「Panasonic Group 事業会社戦略説明会 2023」において、中期計画の進捗や今後の見通しについて説明した。
パナソニック コネクトは2023年6月1日、オンラインで開催された「Panasonic Group 事業会社戦略説明会 2023」において、中期計画の進捗や今後の見通しについて説明した。
パナソニック コネクトの2022年度実績は売上高が1兆1257億円、企業の稼ぐ力を示すEBITDAが999億円だった。同年度上期は部品の調達難で業績に一定の影響を受けたものの、2022年9月頃から調達状況が改善に向かったため、下期で挽回することができたという。部材価格の高騰でも影響はあったが、価格改定でマイナス影響を抑える取り組みを進めている。中期計画において、同社は2024年度までに1兆1700億円、EBITDAで1500億円の達成を目標に掲げる。
さらに調達課題が解決に向かっていることから、今回、2027年度にEBITDAで2000億円を達成するという目標を新たに発表した。内訳はアビオニクス事業とBlue Yonder(ブルーヨンダー)の事業で1000億円、プロセスオートメーション事業とメディアエンターテインメント事業、モバイルソリューションズ事業、現場ソリューションカンパニー事業で1000億円を見込む。
特にアビオニクス事業とブルーヨンダー事業については、パナソニック コネクト プレジデント・CEO 樋口泰行氏は「共に高成長が見込まれる分野であり、成長機会をしっかりと整えて、当社全体の成長をけん引していく」と強調した。また、成長を見込む事業分野としてこの2領域をセットにしたことについては「ハードウェアやソフトウェアという区別ではなく、本当に事業としてグロースが望めるか望めないかという現実的なところで選んだ」と説明した。
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