量子技術による新産業創出協議会をはじめとする4団体は、量子技術に関する国際的な協議会を正式に発足することに合意した。
量子技術による新産業創出協議会(Q-STAR)は2023年2月1日、Quantum Economic Development Consortium(米国拠点、QED-C)、Quantum Industry Canada(カナダ拠点、QIC)、European Quantum Industry Consortium(欧州拠点、QuIC)とともに、量子技術に関する国際的な協議会を正式に発足することに合意したと発表した。
Q-STARによると、量子技術は健康や交通、物流、金融、気候、環境、エネルギー、通信などさまざまな分野に大きな変化をもたらす可能性がある。今回発足する協議会は、量子技術の産業化とその成長を促進するために、参加団体間のコミュニケーションやコラボレーションを強化することを目的としている。
また、QED-Cは協議会設立について、共通の価値観を持ち、かつ経済的なつながりもある国や地域のメンバーが、サプライチェーン構築や市場開放、人材交流の推進を支援する体制を構築できると述べた。構築した体制は、新たな産業や社会利益をもたらす政策の支援にもつながることになるとする。
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