リコーインダストリアルソリューションズは、ユニット拡張タイプの産業用小型PC「RICOH iF」シリーズを発売した。ユニットの組み合わせにより、さまざまなインタフェース仕様や機能に対応できる。
リコーインダストリアルソリューションズは2022年10月26日、ユニット拡張タイプの産業用小型PC「RICOH iF」シリーズを発売した。ユニットの組み合わせにより、さまざまなインタフェース仕様や機能に対応できる。
RICOH iFシリーズは、CPUやメモリなどを搭載し、単体でもPCとして動作するCPUユニットの「RICOH iF 1401」「RICOH iF 1411」と、USBまたはシリアルインタフェースを搭載したI/O拡張ユニット「RICOH iF-Ex-S」「RICOH iF-Ex-U」で構成する。1つのCPUユニットに、複数のI/O拡張ユニットを接続可能で、低コストかつ省スペースで機能をカスタマイズできる。
大きさは、CPUユニットが38×96×120mmで、I/O拡張ユニットが27×96×120mm。小型で狭い場所にも設置でき、DINレールマウント、ウォールマウント、据え置きに対応する。使用温度範囲は−20〜+60℃で、ファンやHDDなど回転部品を使用していないため、衝撃や振動に強く、静音性も備える。I/Oポートは筐体前面に集約しており、メンテナンスも容易だ。
生産ラインやインフラのDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するコントローラー、工作機械、産業ロボット、金融機器、情報通信機器などのIoT(モノのインターネット)ゲートウェイ、制御コントローラーに適する。製品は3年間の無償保証期間が付き、同一仕様の製品を発売から5年以上供給する。
なお、RICOH iF-Ex-Sのみ同年12月に発売予定だ。
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