展示会では「会場のどこに出展したか」がとても重要です。参加者側はメーカーの出展場所でどのくらい存在感を発揮しているか判断しますし、目立つ位置に出展できればその分メーカーはマーケティング効果を期待できます。
IMTS 2022のメインゲートにあたる南館最前列は、国内メーカーではヤマザキマザック、オークマ、ジェイテクト、アマダ、安川電機が、米国メーカーではハース・オートメーションとユナイテッド・グラインディング・グループがブースを構えています。ハノーバーメッセUSAや品質保証(Quality Assurance)関連の出展が集まる東館では、三菱電機とTHKが広いブースを設けています。COVID-19拡大を受け、マーケティング施策はオンラインを重視する傾向が強まっていますが、日米大手メーカーがコロナ中断明けでも目立つ出展場所を確保しているという意味で、“メンツ”を保っているといえます。
IMTS 2022の2日目、ハノーバーメッセを主催するドイツメッセ CEOのヨッヘン・クックラー博士(Jochen Köckler)に、同社が運営するメッセの今後について話を伺いました。同氏は農業経済学の博士号を取得した1999年から現在まで、展示会の運営側の立場でメーカーと関わってきました。以下で、箇条書きで恐縮ですが、クックラー博士のお話の内容を簡易にまとめます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.