ユビキタスAIは、車載ECU制御ソフトウェア開発者向けの学習パッケージ「GTrainer」の販売を開始した。オートクルーズ制御の開発を想定したステップバイステップの演習を通して、初心者でも効率よくコーディング技術を学べる。
ユビキタスAIは2022年9月1日、車載ECU制御ソフトウェア開発者向けの学習パッケージ「GTrainer(ジートレーナー)」の販売を開始した。ステップバイステップの演習を通して、初心者でも効率よくコーディング技術を学べる。1パッケージにつき10人まで利用可能で、価格は月額30万円(税別)となっている。
GTrainerは、ECU制御の知識をPC上で学べるツール。ソースコード作成、シミュレーター「GSIL」による動作確認、「Eclipse」によるソースコードデバッグといったサイクルで学習できる。
GTrainerに付属する問題集は、グローバル変数を使用した信号のモニターと検証から、センサー入力処理、デバッグ方法まで、車載向けオートクルーズ制御の開発を想定している。また、同パッケージには、動作確認用Simulinkプラントモデルが含まれる。
ユーザーは実習において問題集のコードを実装し、GSILで動作確認とデバッグを実行する。なお、GSILはユビキタスAIとエー・アンド・デイが共同開発したECU制御ソフトウェア開発向けシミュレーターだ。
GUIベースで視覚的に動作確認できるため、ゼロベースの開発初期から最終製品までのプロセスやターゲットをイメージしやすい。学習用にハードウェアを購入したり、設定したりする必要がなく、時間や場所の制約もないことから自習ができる。同パッケージを1日2時間ほど学習した場合は、約5日間で修了するという。ソフトウェア開発環境はフリーソフトのgccやEclipseを使うため、追加コストも不要だ。
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