AZAPAは、自然言語で記述した仕様書を既存のSimulinkモデルから自動で生成する機能を備えた「AI-Modeling」最新版の提供を開始した。これまで約1カ月要していた仕様書作成を、人による修正を含めても3日ほどで完了できる。
AZAPAは2022年7月7日、自然言語で記述した仕様書を既存のSimulinkモデルから自動で生成する機能を備えた、最新版「AI-Modeling」の提供を開始した。
今回追加したのは、各変数や定数、モデル内処理、マップ情報を、Simulinkモデルおよび定数などを定義したMATLABスクリプトより抽出し、自然言語で記述した仕様書を自動で生成できる機能となる。
仕様書に記載されるのは、インタフェース一覧や仕様、定数表などで、約1日で生成するため、人による修正を含めても3日ほどで仕様書を作成できる。従来は、エンジニアがモデルを解読して仕様書を作成する必要があり、1カ月程度の時間がかかっていた。
また、今回の新機能とは逆に、自然言語で記載した仕様書からSimulinkモデルを自動生成することもで可能だ。既に生成した単体モデルの自動結合や、仕様書を用いたカバレッジ検証用シナリオを自動生成する機能なども備える。
AI-Modelingを用いて制御設計プロセスの工程が半自動化することで、シミュレーション環境構築までのリードタイムが短縮し、モデルベース開発のメリットを最大化できる。
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