キヤノンITソリューションズは「SOLIDWORKS」向け設計業務支援ツールの最新バージョン「SOLiShie Ver.11」を2022年5月24日から提供開始した。顧客要望の多かった、任意の文字情報をQRコード化して図面上に配置できる「図面用QRコード作成」機能を追加した他、既存の6つの機能の改善も図られている。
キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は2022年5月24日、3D CAD「SOLIDWORKS」向け設計業務支援ツール「SOLiShie(ソリシエ)」の最新バージョン「SOLiShie Ver.11」を同年5月24日から提供開始したことを発表した。
SOLiShieは、SOLIDWORKSを使用する設計から生産に至るさまざまな現場において、3D設計の効率化を支援するSOLIDWORKSのアドインツール群である。
最新バージョンのSOLiShie Ver.11では、顧客要望の多かった、任意の文字情報をQRコード化して図面上に配置できる「図面用QRコード作成」機能を追加。任意の文字情報には、手動での入力に加えて、図面や参照モデルのプロパティや保存パスを取得して設定することも可能だ。これにより、より多くの情報を図面に付加できるようになる。
その他、最新バージョンでは、設計テーブルクリエイター、穴フィーチャー色付け、テンプレート設計支援、構成部品ファイル名変更、仮想組立検証、プロパティ一括入力といった既存の6つの機能についても改善を図り、設計業務の利便性を向上させている。
SOLiShieのユーザーは、今回の新機能を含む全68種類の機能群から必要な機能を自由に選択して利用できる。
同社が提供するSOLIDWORKS保守に加入している顧客はSOLiShieを無償利用でき、今回の新機能を含む全68種類の機能群から必要な機能を自由に選択して利用することが可能だ。また、非加入の場合でも有償でSOLiShie(テンプレート設計支援機能は除く)を使用できる。1機能当たりの販売価格(税別)は9800円となる。
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