洗浄システム製造企業が「Aras Innovator」を採用、製造要件統合管理目指す製造IT導入事例

IWTは、全ての製造要件を統合管理するためのプラットフォームとして、ArasのPLMソリューション「Aras Innovator」を採用した。導入により、複数のプロジェクトをニーズに合わせて管理可能になった。

» 2022年05月26日 10時00分 公開
[MONOist]

 Arasは2022年5月11日、イタリアのIWTが、全ての製造要件を統合管理するためのプラットフォームとして、同社のPLMソリューション「Aras Innovator」を採用したと発表した。

 洗浄システムの設計、製造、設置を手掛けるIWTは、顧客ごとにカスタマイズできる45種類のモデルを製造している。ArasのPLMプラットフォームを導入することで、複数のプロジェクトをニーズに合わせて管理可能になる。

 導入後、本稼働から4週間以内で設計や生産技術の通常業務を開始し、設計変更指示(ECO)の状況を常時監視できるようになった。新型コロナウイルス感染症の影響で業務プロセスの方針転換が必要となった際、ECOプロセスをペーパーレス化することで、業務を中断させることなく継続できた。

 また、ECOの常時監視により、業務ニーズに応じてリリース優先度を管理し、優先度の計画不備による遅延を抑えることができた。矛盾データによる改訂は、ほぼ完全に消滅したという。

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