古河電工が半導体製造工程用テープの生産増強で新工場建設、三重に約70億円投資工場ニュース

古河電気工業は2022年5月17日、半導体需要の高まりに対応するため、半導体製造工程用テープを製造する三重事業所に工場を新設し、生産能力を増強することを発表した。投資額は約70億円。

» 2022年05月18日 07時30分 公開
[MONOist]

 古河電気工業は2022年5月17日、半導体需要の高まりに対応するため、半導体製造工程用テープを製造する三重事業所に工場を新設し、生産能力を増強することを発表した。2025年4月から量産開始予定で投資額は約70億円。

photo 現在の古河電気工業 三重事業所内の半導体製造工程用テープ工場[クリックで拡大] 出所:古河電気工業

 古河電気工業では、三重事業所で半導体製造工程に用いられる仮固定用テープ(バックグラインディングテープ、ダイシングテープなど)と接着用テープの製造を行ってきたが、IoT(モノのインターネット)や自動運転、5G向け需要などにより、半導体需要がさらに拡大する見込みであることから、三重事業所に新工場を建設し生産能力を増強することを決めた。

 新工場の延べ床面積は8000m2で、2022年9月に着工し、2025年4月から量産を開始する予定。設備投資額は約70億円だとしている。最新の設備を導入することで、高性能かつ高品質な製品を提供するだけでなく、太陽光発電設備やエネルギー効率に配慮した設備を導入することで、生産工程の環境負荷低減につなげる方針だ。

photophoto 生産を増強する仮固定用テープ(左)と接着用テープ(右)[クリックで拡大] 出所:古河電気工業

≫「工場ニュース」のバックナンバー

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.