Siemens Digital Industries Softwareは、SaaSビジネスへの移行が加速し、年間経常収益が2億ドルを突破したことを発表した。また、「Xcelerator as a Service」を拡張し、クラウドベースのCADソリューション「NX X」の提供を開始する。
Siemens Digital Industries Software(シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア)は2022年4月7日(現地時間)、SaaS(Software as a Service)ビジネスへの移行が加速し、年間経常収益(ARR)が2億ドル(約259億2300万円)を突破したことを発表した。また、「Xcelerator as a Service(XaaS)」を拡張し、クラウドベースのCADソリューション「NX X」の提供を開始する。
クラウド関連のARRは2022会計年度第1四半期末時点で2億ドルを超え、総ARRの6%を占める。その成長は、第2四半期に向けて加速している。
2021年に発表したXaaSは、ソフトウェアやサービス、アプリケーション開発プラットフォームを含む統合ポートフォリオ「Xcelerator」の可用性、拡張性、柔軟性を広げることができる。製品ポートフォリオ全体の新機能をサブスクリプション形式で提供し、ユーザーのDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みを支援する。
新たに追加したNX Xは、同社の「NX」ソフトウェアの機能や一元化したストレージ、ホスティングパートナーから提供されるネイティブコラボレーションを1つにパッケージ化している。同社とホスティングパートナーがソフトウェアのアップグレード、バックアップ、ハードウェア要件に対応するため、ユーザーは常に最新のソフトウェアを最先端のハードウェア上で使用できる。
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