除草作業を自動化するロボットのレンタル先行予約を開始ロボット開発ニュース

ハタケホットケは、除草作業を自動化するロボット「ミズニゴール」のレンタル提供の先行予約を開始した。同ロボットは、ラジコン操作により水田を走り回って水を濁らせることで、稲の栄養を奪う雑草の光合成を遮る。

» 2022年05月02日 10時00分 公開
[MONOist]

 ハタケホットケは2022年4月2日、除草作業を自動化するロボット「ミズニゴール」のレンタル提供の先行予約をクラウドファンディング「CAMPFIRE」上で開始した。

キャプション 除草作業自動化ロボット「ミズニゴール」[クリックで拡大] 出所:ハタケホットケ

 ミズニゴールは、ラジコン操作により水田を走り回って水を濁らせることで、稲の栄養を奪う雑草の光合成を遮る。人力では重労働となる同作業を自動化し、農家の負担を軽減する。

キャプション 「ミズニゴール」の除草作業の様子[クリックで拡大] 出所:ハタケホットケ

 1反(1000m2)分の作業を20分前後で終えることが可能。人力での同作業には2時間以上を要するため、6分の1ほどに時間を短縮できる。除草剤が不要なほか、酸素が行き渡ることで稲の品質向上も期待できる。

 本体はグラスファイバー成形で、高い防水性を有する。シンプルな構造を採用しており、扱いやすく壊れにくいデザインとなった。重量は7.3kgで、1人でも容易に持ち運べる。また、ラジコン型のバッテリー駆動で、操作もシンプルだ。

 今回同社は、長野県内の農家に向けて5社限定でミズニゴールを貸し出し、実証実験を実施する。レンタル価格は10万円で、2022年5〜7月の1シーズンを想定する。

 長野県では農家数が10万戸以上と全国で最も多く、小規模零細農家も多い。一方で高齢化が進んでいるほか、山間部が多い地形的要因から、大規模集約化によるコスト削減が困難となっている。このため、比較的安価に導入できる除草ロボットへのニーズが高まっている。

キャプション 人力による除草作業の様子[クリックで拡大] 出所:ハタケホットケ

 同社では、GPSおよびソーラー駆動を搭載した全自動化ロボットの開発も進めており、2023年春の提供を目指す。

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