トポロジー最適化の実践 〜いろいろな“形の創造”事例〜：フリーFEMソフトとExcelマクロで形状最適化（8）（6/7 ページ）
» 2022年04月25日 10時00分 公開
[高橋良一／ＲＴデザインラボ 代表，MONOist]
材料定数／拘束条件／荷重条件を設定して最適化を実行する
LISAのツリーにある「Meshed_Geometry ＜1162 elements linked＞」を右クリックし、図34のように材料定数を設定します。今回は厚さ10［m］です。3D CADでは［mm］単位でモデリングしたのに、LISAでは［m］単位で読み込まれてしまいました。
図33のように、拘束条件と荷重条件を設定します。荷重値はY方向−100［N］です。
図34のように、LISAのツリーにある「Named Selections」以下の「Surface2 ＜linked＞」を右クリックし、削除しておいてください。
ファイル名は「hook_opti_1.liml」とします。図35に示すように「hook_opti_1」と入力して［OK］ボタンを押してください。
後は、今まで述べてきた方法で最適化を実行してください。Excelシートの設定値を図36に示します。a＝0.3［-］でやってみましょう。
図37に最適化計算の過程を示します。図38にf（ρ1、ρ2、ρ3……ρne）の変化を示します。物体に蓄えられる仕事量（エネルギー）が最小化されていることが分かります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
よく読まれている編集記者コラム
ITmediaはアイティメディア株式会社の登録商標です。