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» 2022年02月28日 06時00分 公開

EV充電や外部給電と建屋のエネルギー管理をトータルで、ホンダと鈴廣かまぼこ電気自動車

鈴廣蒲鉾本店と本田技術研究所は2022年2月24日、EV(電気自動車)を移動や社屋への給電に使用する実証実験を行うと発表した。期間は2022年2月〜2023年2月。

[齊藤由希,MONOist]

 鈴廣蒲鉾本店と本田技術研究所は2022年2月24日、EV(電気自動車)を移動や社屋への給電に使用する実証実験を行うと発表した。期間は2022年2月〜2023年2月。

 鈴廣蒲鉾本店は、再生可能エネルギー設備の導入や、本社建屋のZEB化(Net Zero Energy Building、建物で消費する年間の1次エネルギーの収支をゼロにすること)に取り組んできた。EVの活用により、業務での効率的な移動と社屋全体の最適な電力利用を両立し、エネルギーの地産地消によるカーボンニュートラルの実現を目指すとしている。

鈴廣蒲鉾本店がホンダのEV「Honda e」を導入し、建屋も含めたエネルギー活用の実証実験を行う[クリックで拡大] 出所:ホンダ

 実証実験では、電気料金が安い時間帯にEVを充電し、電気料金が高い時間帯にEVから社屋に電力を供給する「エネルギーマネジメントシステム」、EVで移動する際に、利用予定を基に最も消費電力が少なく短時間で移動できるルートを提案する「運行管理システム」、EVのバッテリーの利活用に関する全体的な調整を行う「バッテリーシェアリングマネジメントシステム」を活用する。

 エネルギーマネジメントシステムは、社屋に設置された太陽光発電のデータなども学習した上で電力の需給を予測する。バッテリーシェアリングシステムは、社屋の電力需給の予測とEVの利用予約を基に、いつEVを走行させ、充電するべきか、EVから社屋にいつ電力を供給すべきか、調整する。

実証実験の全体像[クリックで拡大] 出所:ホンダ

 これらのシステムをホンダが提供し、鈴廣蒲鉾本店は日常業務で使用する。鈴廣蒲鉾本店では、主に小田原市内で取引先の訪問などにEVを使う。移動に使っていないEVは蓄電池として活用し、社屋に必要に応じて電力を供給するため、定置用蓄電池への投資を抑制できるとしている。

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