シーメンスは、Amazon Web Servicesとのパートナーシップを拡大する。今後、「Xcelerator as a Service」の導入を進め、統合ポートフォリオ「Xcelerator」を利用しやすくする。
シーメンスは2021年11月30日(現地時間)、Amazon Web Services(AWS)とのパートナーシップ拡大を発表した。シーメンスの専門知識とAWSのクラウドサービスを組み合わせ、産業界におけるクラウドでのDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速していく。
両社は今後、シーメンスの「Xcelerator as a Service」の導入を進め、ソフトウェア、サービス、アプリケーション開発プラットフォームの統合ポートフォリオ「Xcelerator」を利用しやすくする。また、Xcelerator as a Serviceを活用することで、製造に関する新たな洞察を獲得するとともに、自動化のプロセスを促進してコネクテッドサービスの導入を図り、迅速にDXを進めることが可能になる。
今回の連携拡大には、デジタルツイン技術も含まれる。デジタルツインを短期間で構築可能なAWSの新サービス「AWS IoT TwinMaker」を活用し、新しいデジタルツインソリューションの普及拡大を進める。
AWS IoT TwinMakerは、複数のデータソースを統合し、迅速かつ容易にデジタルツインを構築できるサービス。Xceleratorには既に60種類以上のAWSサービスを統合しているが、AWS IoT TwinMakerを活用することで、シーメンスの設計、シミュレーション、製造ソフトウェアと相互稼働性を持つデジタルツインソリューションが開発できるようになる。
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