VFRがトイドローンを展開、那須ハイランドパークの「ドローン探検隊」で活用ドローン(2/2 ページ)

» 2021年10月28日 06時30分 公開
[朴尚洙MONOist]
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「VFRee-T01」はオートホバリングやフリップの機能も

 ハロードローンプロジェクトは、アトラクションのハチャメチャ ドローン探検隊に向けてトイドローンのVFRee-T01を発売する。VFRee-T01は軽量&コンパクトな多機能ミニドローンで、外形寸法は80×80×30mm、重量は21.8g。ゲーム機のコントローラーのような専用プロポの電源をオンにしてから1操作だけでドローンのリンクが確立される簡単設定で、気圧センサーを用いたオートホバリング機能や、6軸ジャイロ飛行制御システムによる安定飛行、ボタンを押すだけでドローンが宙返りするフリップ機能などの特徴を備えている。専用バッテリー3個付きで、1個当たり最大で6〜7分の飛行が可能で、専用のUSBチャージャーを使えば約10分で満充電になるため、長時間の飛行を楽しむことができる。

「VFRee-T01」の外観 「VFRee-T01」の外観[クリックで拡大] 出所:VFR
「VFRee-T01」の本体と専用プロポ、バッテリー、USBチャージャー「VFRee-T01」の裏側 「VFRee-T01」の本体と専用プロポ、バッテリー、USBチャージャー(左)、「VFRee-T01」の裏側(右)[クリックで拡大]
会見では「VFRee-T01」の飛行デモも行った[クリックで再生]

 ハチャメチャ ドローン探検隊では、宇宙を旅するドローン探検隊という設定の下で、このVFRee-T01を使って、障害物コース、風船割り、制限時間内にコースを飛行という3つのゾーンで課題をクリアしていくことになる。アトラクションの参加費用は1000円を予定している。

 VFRee-T01は、基本的に今回のアトラクションのような教育関連の用途や、初級のドローンパイロット養成などに利用する計画で、現時点で広く市販する予定はない。ただし、ハチャメチャ ドローン探検隊の参加者向けには試行的に販売する予定で、価格は5000円程度になる見込み。ただし、参加チケットが割引券になるので、アトラクション込みで5000円となる模様だ。

 また、「ドローン探検隊」というYouTubeチャンネルも開設し、VFRee-T01を活用するなどしてドローンの認知向上を図っていく計画だ。

 このように、ハロードローンプロジェクトの第1弾であるハチャメチャ ドローン探検隊はB2C向けの取り組みが目立つだが、裏では産業用ドローンの実証実験も行われる予定で、FINDiの下水道点検ドローンが用いられるという。

FINDiの下水道点検ドローン FINDiの下水道点検ドローン[クリックで拡大]

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