オリンパスは、手術中の血管封止や組織の把持などに用いるアドバンスドバイポーラデバイス「POWERSEAL Curved Jaw Sealer and Divider,Double Action」を発表した。高い血管封止性能と操作性に優れたハンドル部により、手術の効率化に貢献する。
オリンパスは2021年9月21日、腹腔鏡手術や開腹手術時に血管、リンパ管の封止、組織の把持などに用いるアドバンスドバイポーラデバイス「POWERSEAL(パワーシール)Curved Jaw Sealer and Divider,Double Action(POWERSEAL)」を発表した。
POWERSEALは、ハンドル操作部が人間工学に基づいてデザインされており、より少ない力でハンドルが操作できる。また、高度な出力制御により、安定した血管封止が可能だ。血管封止の際に発生する熱によって組織や血管が損傷するのを最小限に抑えるため、熱の冷却時間を短縮し、デバイス先端の温度上昇を防ぐ構造になっている。
操作のしやすさに加え、デバイスの先端は繊細な操作ができるよう、細く湾曲しており、組織の把持や剥離、切断、血管封止などを、器具を交換せずにPOWERSEALのみで実施できる。
既に同月7日から米国、プエルトリコ、オーストラリアで販売しており、日本や欧州、その他の地域でも各国の法規制対応の準備が整い次第、導入する。
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