400年続く老舗綿布商が物流業務をIoT化、DXを推進する戦略的協業開始製造マネジメントニュース

ラトナは、綿布商の永楽屋と、在庫管理やサプライチェーンなどのDX推進を目的とした戦略的協業を開始する。永楽屋の発注から入荷検収業務、在庫管理などのさまざまな業務をデジタル化、IoT化する。

» 2021年09月27日 14時00分 公開
[MONOist]

 ラトナは2021年9月15日、在庫管理やサプライチェーンなどのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を目的とした戦略的協業を、綿布商の永楽屋と開始すると発表した。

 永楽屋は、400年以上続く京都の老舗だ。協業により、高度にデジタル化された在庫や製造、物流管理基盤を構築し、取り扱う日本の伝統工芸商品に対して、世界と対等に渡り合える産業競争力を身に付けていく狙いだ。

 具体的には、発注から入荷検収業務、Eコマースでの受注の後の在庫引当から出荷、在庫管理から棚卸しなどのさまざまな業務をデジタル化、IoT(モノのインターネット)化する。全社または商品ラインごとの売上などのリアルタイムでの可視化や、サプライチェーン全体の最適化にも取り組む。

 システム的には、ラトナのIoT技術とサプライチェーン基盤システム開発運用技術を活用して、上記業務などを対象としたデジタル化やIoT化を構築していく。

キャプション 永楽屋本店にて。左から、ラトナ代表の大田和響子氏と永楽屋代表の細辻伊兵衛氏(クリックで拡大) 出典:ラトナ

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