主要3D CADとのシームレスな連携を可能にするCFDツールの最新版を発表CAEニュース

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアは、CAD組み込み計算流体力学ツール「Simcenter FLOEFD」の最新版を発表した。設計の初期段階でCFDシミュレーションを前倒しできるほか、プロセス統合や熱、照明に関する機能を強化した。

» 2021年07月16日 13時00分 公開
[MONOist]

 シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア(以下、シーメンス)は2021年7月6日、設計エンジニア向けのCAD組み込み計算流体力学(CFD)ツール「Simcenter FLOEFD」の最新版を発表した。

 Simcenter FLOEFDは、「NX」や「Solid Edge」「CATIA V5」「Creo」などのソフトウェア内でシームレスに動作し、設計プロセスの初期段階においてCFDシミュレーションを前倒ししてコンセプトの動作を理解するのに役立つ。また、独自技術により全体のシミュレーション時間を75%短縮できる。

 今回発表の最新版では、搭載された新機能で、設計者がシームレスな作業環境を利用できるようになった。プロセス統合が改良され、プロセスを変更せずにワークフロー内にCFDソリューションを実装できる。

 「Teamcenter」ソフトウェアでSimcenter FLOEFD for NXのプロジェクトと結果を管理できるため、効率が向上する。さらに、PCBエンジニア向けの解析、検証ソフトウェア製品群「HyperLynx」ソフトウェアとの統合により、ジュール発熱現象を考慮したPCBの熱解析が強化され、シミュレーション精度が高まった。

 最新版では、熱シミュレーションと照明アプリケーションに関する機能も強化している。「Simcenter MAGNET」ソフトウェア技術に基づく拡張機能により、電磁現象を考慮して熱シミュレーションの精度を向上できる。構造解析を直接統合することで、CFDの結果を用いて複雑なPCBの線形構造応力解析を正確に実行できる。CFDの結果は、「Simcenter Nastran」ソフトウェアの新インタフェースで転送し、「Simcenter 3D」ソフトウェアでより高度に構造解析できる。

 照明アプリケーション向けの機能には、光源のパルス幅変調や、LEDの製造時に使用される蛍光体粒子の散乱とフォトルミネッセンスのシミュレーションが含まれている。

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