フジテックは、3D CGでエレベーターの完成イメージを作成できるデザインシミュレーターの提供を開始した。標準型エレベーター「エクシオール」の仕様の約8割をカバーし、完成イメージを3次元視点操作で回転/拡大したり、URLリンクで共有したりできる。
フジテックは2021年4月27日、3D CGでエレベーターの完成イメージを作成できるデザインシミュレーターの提供を開始したと発表した。同社の公式サイトから利用でき、一部の機能の利用には会員登録(無料)が必要となる。
同社の標準型エレベーター「エクシオール」の完成イメージを3D CGで描画するデザインシミュレーターは、仕様の約8割をカバーし、かごを約3万通りのカラーバリエーションで再現する。完成イメージは、回転/拡大といった3次元での視点操作や、乗車シミュレーション、PDF形式での出力などに対応し、URLリンクを用いたイメージの共有や共同作業も行える。
対応OSは、Windows 8/10、Mac OS 10.12以降。スマートフォンやタブレット端末での利用は対象外だ。対応Webブラウザは、Google Chrome、Microsoft Edge、Firefox、Safariの各最新版となる。
同シミュレーターを利用することで、設計や計画の品質が向上し、顧客とデジタル上で情報共有できるため、リアルタイムで充実したコミュニケーションが図れる。また、完成イメージの仕様データと、見積書作成や製造指示といった同社基幹システムとを連携させることで業務効率化も期待できる。
同社は、同シミュレーターを新たな「モノづくり」の起点とし、さらなるデジタル化や情報整流化に取り組んでいくという。
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