アズジェントは、Karamba SecurityによるIoTソリューション「Karamba's Total IoT Security」を発表した。IoT製品の開発、テスト段階から運用段階までの一貫したセキュリティを提供できる。
アズジェントは2021年4月12日、同社パートナーのKaramba SecurityによるIoT(モノのインターネット)ソリューション「Karamba's Total IoT Security」を発表した。
同ソリューションは、Karamba Securityのオートノマスセキュリティ製品「XGuard Protect」に、コードの脆弱性解析によりリスクを可視化する「Vcode」と、大規模なIoTセキュリティモニタリングが可能な「XGuard Monitor」を追加したもの。IoT製品の開発、テスト段階から運用段階までの一貫したセキュリティを提供できる。
XGuard Protectは、組み込み型のランタイムインテグリティを搭載しており、コネクテッドシステムのセキュリティを自動で強化する。ファイルやスクリプトを使用したドロッパーやファイルレス攻撃に加えて、コネクテッドシステムに対する攻撃をランタイムレイヤーにより防御する。
Vcodeは、IoT機器のファームウェアに対してバイナリ解析を実施し、セキュリティ上の問題点を可視化。優先度を鑑みて解決策を提案する。コンプライアンス検証によるレポート化も可能だ。
XGuard Monitorは、OSやAP、NWなどのイベントを収集し、AI(人工知能)を用いた相関分析で障害の予兆を検知する。事前に定義したポリシーや過去のベースライン、類似したデバイスのプロファイルなどとIoTデバイスの動作を比較することで、広範な脅威を検知および分析する。
OTA(Over the Air)機能を利用したファームウェアのアップデート時にXGuard Monitorのエージェントを追加することで、既に稼働しているIoT機器や運輸車両などでもファームウェアを修正せずにセキュリティ状況をモニタリングできる。
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