電子カスタム家具は、家具にマイコンと振動センサーを取り付けて、テーブルを一定のリズムでノックすることで他の家電を操作するというものだ。照明や扇風機などの家具を遠隔から簡単にオンオフ可能にする。木製家具や建築部材のデザイン加工をオンラインで提供するスタートアップEMARFと連携し、テーブル自体も“手作り”で行えるようにした。なお、電子カスタム家具のレシピは現時点では公開されていない。
今後の展望について川島氏は「最近、電子工作キットが以前よりも多く出回り始めてきたように感じる。はんだ付けをせずに組み立てられるものもあり、取り組み始めるハードルは低くなりつつある。こうした状況はD+IOにとっても追い風になり得る。CO2換気アラートデバイスや小動物ヘルスケアデバイスはコロナ下でのライフスタイルを意識したものだったが、それにとどまらず提案を増やしていきたい」と語った。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.