大塚商会は、Windows Virtual Desktop基盤でSOLIDWORKS製品群を利用できる「CAD導入支援・構築サービスfor Windows Virtual Desktop」を発表した。製造業の設計部門のリモートワーク導入を支援する。
大塚商会は2020年12月7日、Windows Virtual Desktop基盤でSOLIDWORKS製品群を利用できる「CAD導入支援・構築サービスfor Windows Virtual Desktop」の提供を開始した。製造業の設計部門のリモートワーク導入を支援する。価格は個別見積もりで、Microsoft Azureライセンス、利用するソフトウェアなどは別途費用が必要となる。
同社は同年9月に、Windows Virtual Desktop基盤でBIM/CIMソフトを利用できる「CAD導入支援・構築サービスfor Windows Virtual Desktop」の提供を開始している。その第2弾となる新サービスでは、Windows Virtual DesktopでSOLIDWORKS製品群を利用する際の導入支援、構築サービス、アフターサポートを提供。これにより、3D CADのリモートワーク化を促進する。
Windows Virtual Desktopは、高スペックなワークステーションなどのハードウェアが不要で、初期コストを低減する。既存のインターネット環境を使用し、従量課金方式でリモートワークを開始できる。
端末にデータが残らないため、SOLIDWORKSで作成した秘匿性の高いデータでも安心して扱える。また、製品データ管理ソリューションの「SOLIDWORKS PDM」をAzure基盤に構築することで、大容量データのダウンロードもスムーズに実行できる。
対象ソフトは、3次元CAD「SOLIDWORKS 3D CAD」、製品データ管理ソリューション「SOLIDWORKS PDM」、シミュレーションの「SOLIDWORKS Simulation」「SOLIDWORKS Flow Simulation」「SOLIDWORKS Plastics」など。初年度は50社へ提供し、対応ソフトウェアは順次拡大する予定だ。
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