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» 2020年12月17日 10時00分 公開

村田製作所がみなとみらいの研究開発拠点を公開「事業を広げる大きなチャンス」研究開発の最前線(2/4 ページ)

[朴尚洙,MONOist]

オフィスのレイアウトは若手メンバーが設計

 村田製作所 執行役員 みなとみらいイノベーションセンター 事業所長の川平博一氏は「センターのありたい姿として『みんなとみらいの成長エンジン』を掲げた。これは、当社に関わる全ての人とともに未来を開き、ここに集まるアイデアや情報を燃料に文化・社会の発展のための原動力になるという意味が込められている。これを実現するために、これまでの村田製作所の拠点にはなかったようなさまざまな取り組みを行った」と説明する。

みなとみらいイノベーションセンターのありたい姿 みなとみらいイノベーションセンターのありたい姿(クリックで拡大) 出典:村田製作所

 そういった取り組みの中で典型的なのがオフィスのレイアウト設計だろう。コンセプトやあるべき働き方の検討からオフィス器具の選定に至るまで、全て20〜30代の若手メンバーのワークショップを通じて決定した。

みなとみらいイノベーションセンターのオフィス設計の方針 みなとみらいイノベーションセンターのオフィス設計の方針(クリックで拡大) 出典:村田製作所

 報道陣に公開した8階に位置するエネルギー関連事業のオフィスの場合は、近年の働き方改革で取り入れられているABW(アクティビティーベースドワーキング)を行えるようなレイアウト設計となっている。具体的には、オフィスのデザインコンセプトとして春夏秋冬のエリアに分け、春夏では“交流”を強く意識したフリーアドレス席やオープンミーティングエリアを、秋冬では“集中”して業務を行えるようなチームやプロジェクトの固定席、一人集中席などを配している。そして、春夏と秋冬のゾーンが交差するエリアは「天の河」として、“交流”と“集中”で得たものを融合してイノベーションを生み出すスペースになっている。「“宇宙規模のイノベーションの創出”に向けて個性を重視したオフィスのレイアウト設計になっている」(デザイン担当者)という。

8階のエネルギー関連事業オフィスの例 8階のエネルギー関連事業オフィスの例(クリックで拡大) 出典:村田製作所
春のフリーアドレス席夏のオープンミーティングエリア 春のフリーアドレス席(左)と夏のオープンミーティングエリア(右)(クリックで拡大)
秋のチームやプロジェクトの固定席冬の一人集中席 秋のチームやプロジェクトの固定席(左)と冬の一人集中席(右)(クリックで拡大)
春夏と秋冬のゾーンが交差する「天の河」エリア 春夏と秋冬のゾーンが交差する「天の河」エリア(クリックで拡大)

 17階にある福利厚生のための食堂も、通常の喫食エリアの他、ファミレス席やハイテーブルなどを用意したカフェエリアやコーナーラウンジを設けており、イノベーションの創出に一役買う空間になっている。

食堂喫食エリアの席数は400席 食堂は「Rダイニング」という名称でライブキッチンなどもある(左)。喫食エリアの席数は400席(右)(クリックで拡大)
カフェエリアコーナーラウンジ カフェエリア(左)とコーナーラウンジ(右)。カフェエリアでは、COVID-19の終息が前提になるが夕刻からお酒の提供なども想定している。みなとみらい地区を見渡せるコーナーラウンジはリクルートなどにも活用したい考えだ(クリックで拡大)

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