IoTBASEは、「第2回 組込み/エッジ コンピューティング展 秋」において、IoTデータ活用サービス「Canvas」を披露した。ITに関する専門知識がなくても簡単に使えることを目指したユーザーインタフェースや操作性、可視化のための画面表示が特徴で、既に70〜80社に導入されているという。
IoTBASEは、「第2回 組込み/エッジ コンピューティング展 秋」(2020年10月28〜30日、幕張メッセ)において、IoT(モノのインターネット)データ活用サービス「Canvas」を披露した。ITに関する専門知識がなくても簡単に使えることを目指したユーザーインタフェースや操作性、可視化のための画面表示が特徴で、既に70〜80社に導入されているという。
多くのIoTプラットフォームは、さまざまなセンサーデータを取得してクラウドに格納し管理するために、Web系のプログラミング言語など一定レベル以上のITの専門知識を求められることが多い。Canvasは、対応するセンサーデバイスを使えば複雑な設定を行うことなくIoTシステムを構築できることが特徴。センサーデバイスは、GPS、温湿度、照度、接点、傾斜、気圧、騒音、CO2濃度など20種類以上あり、目的のものを購入すればCanvasにつなげてすぐに利用できる。センサーデバイスとの通信接続については、LTE-Mやsigfox、ERLTRES、ZETA、LoRaWAN、BLE(Bluetooth Low Energy)などさまざまな方式を選択できる。
Canvasの表示画面は見やすさも特徴となっており、「パネルビュー」からは各センサーの最新データを一覧で表示する。個別のセンサーデータの推移を見たい場合には、そのセンサーデータをクリックすればグラフ画面に遷移する。地図データ上にセンサー情報を表示する「マップビュー」は車両管理や設備管理などに活用可能だ。
Canvasの月額利用料は5万円から。センサーの通信コストはLPWA(低消費電力広域)ネットワークであれば月額数百円で済む。センサーデバイスは別途購入する必要があるが、数千円から高くても10万円程度となっている。「現場を重視して、直感的な操作性で誰でも簡単に利用できるように開発した。センサーデータを一望して現在の状態を瞬時に把握できる」(IoTBASEの説明員)という。
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