金属3Dプリンタβ版開発プロジェクトの戦略パートナーを発表3Dプリンタニュース

GEアディティブは、開発中の金属3Dプリンタ「Binder Jet」のβ版開発プロジェクトの戦略パートナーとして、Sandvikのアディティブ・マニュファクチャリング事業部を迎えると発表した。Sandvikはオスプレイブランドの金属粉末を提供する。

» 2020年11月04日 13時00分 公開
[MONOist]

 GEアディティブは2020年10月12日、開発中の金属3Dプリンタ「Binder Jet(バインダージェット)」のβ版開発プロジェクトの戦略パートナーとして、Sandvikのアディティブ・マニュファクチャリング(AM)事業部を迎えると発表した。

 Sandvikは、AM向け合金の分野で幅広いラインアップを誇り、「Osprey(オスプレイ)」のブランド名で展開している。Sandvikは認定サプライヤーとして、オスプレイブランドの粉末を提供し、GEアディティブとその傘下の金属粉末プロバイダーAP&Cが提供するAM向け金属粉末を補完する。また、GEアディティブが開発しているH2バインダージェットのβ版装置を活用し、社内外の顧客向けプログラムをサポートする。

 GEアディティブは、バインダージェットのβ版開発プログラムにおいて、GEが得意とするAM量産化をパートナー企業とともに加速させ、バインダージェット技術と装置を進化させる。まずはパイロットラインにβ版のH2装置を導入し、2021年には工場ソリューションとして市場に投入する予定だ。

バインダージェットH2装置 バインダージェットH2装置(クリックで拡大) 出典:GEアディティブ

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