次に、材料を設定する。先ほどの「A」のアイコンの横にある、黄色い球のアイコンをクリックする。
今回の梁の材料は「軟鋼」である。材料はISOの名称になっているため、普段、私たちになじみがあるJISの材料記号からは探せない。標準で登録されているデータのSteelの中で、軟鋼に分類されるはずの「Steel-C15」(JISでいうS15C)を選定する。
確認してみると、ヤング率は210GPa、ポアソン比は0.3、密度は7800kg/m3になっている。
続いて、拘束を設定する。網目の付いた黄色いモデルと赤い錠前マークのアイコンをクリックする(図11)。
次に、固定する面を選ぶ。ここでは、YZ面側(LEFT:スケッチの際に座標軸上にあったエッジ側)を選択。[Add]ボタンでパラメーターウィンドウへ追加する(図12)。
フィーチャーツリーにも面固定が追加されている(図13)。
そして、荷重をかける。図14にあるアイコンをクリックする。
ここでは、固定した面とは逆端面の上側のエッジを選択してみる。「TOP」の面が上に向くように(Z軸が上を向くように)モデルの位置を変更してから、エッジを選択する(図15)。
赤い矢印は荷重のかかる方向を示すが、ここでは上を向いている。矢印の方向を直すには、タスクウィンドウの[方向]ボタンをクリックし、モデルに荷重を加える側の面(Pad:Face6)を選択した後、「逆方向」にチェックを入れる。ここで忘れずに、線荷重を「100.00」と入力しておく(図16)。単位は何も書いていないが、「N」のようである。
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