NECプラットフォームズは、エッジコンピューティング向けコンパクトボックス型コントローラーを発売した。小型ながら拡張性が高く、センサーデータや生体認証時の画像データなど、大量のデータをエッジ側でリアルタイム処理できる。
NECプラットフォームズは2020年9月11日、エッジコンピューティング向けのコンパクトボックス型コントローラーを発売した。24時間365日稼働可能で、年中無休で稼働する工場などでの利用を見込む。年間1万台の販売を計画している。
同コントローラーは、工作機器の制御、センサーデータや生体認証時の画像データの処理など、エッジ側で大量のデータをリアルタイム処理することができる。工場だけでなく、店舗やオフィスでの利用にも適している。
CPUに「Intel Core i」シリーズ、OSには「Windows IoT Enterprise 2019 LTSC」を採用。また、拡張用にM.2スロットをオプション搭載し、SSDモジュールやPCIe、SATAなど用途に合わせてカスタマイズできる。その他インタフェースとして、HDMI、USB3.1 Gen1 Type-A、ギガビットイーサネットを複数備える。
筐体は180×180×50mmと小型で、NEC製標準デスクトップPCと比較して体積を85%以上削減している。VESAやDINレールに対応しているので、設置場所の自由度も高い。同社では、同製品を5年間供給し、供給終了後も6年間の保守に対応する。
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