オンキヨーと富山大学は、オンライン診療やホームドクター制度に向けたデジタル聴診器を共同で研究開発する。心臓、肺、胎児の3つの音をターゲットとし、デジタル聴診器の開発を目指す。
オンキヨーは2020年8月3日、オンライン診療やホームドクター制度に向けたデジタル聴診器を、富山大学と共同で研究開発すると発表した。心臓、肺、胎児の3つの音をターゲットとし、デジタル聴診器の開発を目指す。
同社が培ってきた音に対する技術と、富山大学医学部の専門的な知見を組み合わせ、デジタル聴診器を開発する。これを用いることで、自身で定時測定した肺音データを送信可能で、わずかな変化でも医師に通知して素早く対応できる。
また、デジタル聴診器で集めた心音、肺音、胎児音を個々のデータベースに音データとして保存できる。これにより、各音の変化量を可視化することで、病気との関連性の確認や検証をする予定だ。
オンキヨーでは、音響ビジネスで培ってきた音に関する技術を異業種に展開する成長戦略を進めている。富山大学とのヘルスケア分野に関する共同研究については、2021年春の事業化を目指している。
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