Creaformは、ポータブル光学式CMMスキャナー「MetraSCAN 3D」の最新バージョンを発売する。従来比4倍の解像度とスキャン速度を備え、製造現場ですぐにメトロロジーグレードの3D測定と検査を実施できる。
Creaformは2020年6月23日、ポータブル光学式CMMスキャナー「MetraSCAN 3D」の最新バージョンを発売すると発表した。従来比4倍の解像度とスキャン速度を備え、製造現場ですぐにメトロロジーグレード(寸法検査レベル)の3D測定と検査を実施できる。
MetraSCAN 3Dは、製造現場の品質管理や品質保証、検査、MRO、リバースエンジニアリングなど、さまざまなワークフローに統合できる。環境や習熟度に関係なく操作でき、自動車、航空宇宙、重工業、鋳造、鍛造、板金、プラスチック射出成形、複合材など、各種製造工程の複雑な部品およびアセンブリの測定に対応する。
15本のレーザークロス機能を搭載し、広域スキャンに対応したことで、1秒当たり最大180万の測定値を得られる。メッシュをリアルタイムで可視化するため、データ取得から作業可能なファイル生成までの時間を短縮する。
測定解像度は0.025mmで、さまざまな対象物の高精細なスキャン画像を生成する。光学式測定機に対するドイツの検査ガイドライン「VDI/VDE 2634」パート3規格に基づき、ISO 17025認証ラボで試験を実施し、0.025mmの高い精度を備える。
また、独自の特許取得済みダイナミックリファレンシング機能やタッチプロービング機能を搭載。同社のポータブルプローブ「HandyPROBE」と組み合わせることで、検査プロセス全体の効率化につながる。
速度、部品の複雑さ、精度などのニーズに合わせて、「MetraSCAN BLACK」「MetraSCAN BLACK|Elite」の2モデルを用意している。
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