PSSJとしては、「エネルギー業界におけるプライベートLTEの大規模導入は初めて」(PSSJの担当者)となる大阪ガスの採用事例を契機に、事業展開を拡大したい考え。同社が得意とする公共、自治体に加えて、社会インフラや一般企業からのニーズを掘り起こしていく。
また、現在のプライベートLTEの事業展開では、将来的なローカル5Gへの拡張も想定している。なお、28GHz帯を用いたローカル5Gの無線局免許の申請の受付は2019年12月に開始しているが、パナソニック現時点では申請していない。2020年末をめどに免許申請受付の開始が検討されている、制御信号とデータ送信ともに5Gを用いるSA(Stand Alone)構成の利用と周波数拡張のタイミングに合わせて取り組みを進めて行く考えだ。
大阪ガスによるプライベートLTEの採用も「まずは技術的に確立されているということでプライベートLTEを導入した。将来的にはローカル5Gも視野に入っており、当社も大阪ガスに積極的に提案していきたい」(PSSJの担当者)としている。
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ローカル5Gは製造業に本当に必要なのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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