5G 人からモノへ 〜「未踏の時代」迎えた無線技術 特集

ローカル5G見据え、トヨタ子会社が自営無線網構築プロジェクト始動製造IT導入事例

トヨタプロダクションエンジニアリング(以下TPEC)は2020年6月23日、総務省から自営等BWA(Broadband Wireless Access)の免許交付を受け、製造現場に対する次世代無線アーキテクチャの検証を開始したと発表した。

» 2020年06月25日 09時00分 公開
[MONOist]

 トヨタプロダクションエンジニアリング(以下TPEC)は2020年6月23日、総務省から自営等BWA(Broadband Wireless Access)の免許交付を受け、製造現場に対する次世代無線アーキテクチャの検証を開始したと発表した。

 5Gは「超高速」「多数同時接続」「超低遅延」の3つの特徴を持ち、製造現場でもこれらを生かした新たな価値創出が期待されている。例えば、設備の予防保全や異常検出と原因究明、可視化、光ケーブル敷設費用削減などに効果が見込まれている。TPECは今回のプロジェクトにより5Gを見据えた製造現場での無線技術活用の検証を進めていく方針を示している。

 今回のプロジェクトでは、無線エリア設計や免許申請支援、システム構築、運用保守は、日鉄ソリューションズが担当し、無線設備はノキアソリューションズ&ネットワークスが担う。4G/5Gネットワーク機器(コア、基地局)や運用監視システムは、ノキアの「Nokia Digital Automation Cloud」を採用している。

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