富士通セミコンダクターメモリソリューションは、125℃の環境下において1.8Vで動作する2MビットFRAM「MB85RS2MLY」を発表した。リアルタイムなデータ記録が可能で、AEC-Q100 グレード1に準拠することから、ADASなどの先端車載用途に適している。
富士通セミコンダクターメモリソリューションは2020年4月14日、125℃の環境下において、1.8Vで動作する2MビットFRAM「MB85RS2MLY」を発表した。既に評価サンプルを提供しており、同年6月に販売開始する。
同製品は、温度範囲−40℃〜+125℃で10兆回のデータ書き換えが可能なため、リアルタイムなデータ記録に適している。また、車載用電子部品規格のAEC-Q100 グレード1に準拠しており、ADAS(先進運転支援システム)などでの用途が見込まれる。
インタフェースはSPIで、動作周波数は最大50MHz。パッケージは、8ピンSOPおよび5.0×6.0×0.9mmサイズの8ピンDFN(Dual Flatpack No-leaded package)を用意。同社では、今回発表された2Mビット製品に加えて、4Mビット製品の開発も進めている。
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