マスクしてる? 入場者のマスク着用を判別する画像解析サービスの実証開始組み込み開発ニュース

凸版印刷は2020年4月24日、AWLとの協業によりAIカメラを活用した画像解析によるマスク装着確認サービスの実証実験を開始したことを発表した。

» 2020年04月30日 08時30分 公開
[MONOist]

 凸版印刷は2020年4月24日、AWLとの協業によりAIカメラを活用した画像解析によるマスク装着確認サービスの実証実験を開始したことを発表した。

 実証実験では、オフィス入館時のマスクの装着と未装着を自動で判定する「マスク装着検出・アラート表示」を行う。入場者がマスク未装着の場合は受付にアラート表示を行い、入館時のマスク装着徹底を効率的に行うことができる。実証試験は2020年4月24日〜5月7日の期間で、トッパン小石川ビルの従業員通用口で行う。

photo 「マスク装着検出・アラート表示」の実証の仕組み(クリックで拡大)出典:凸版印刷

 今回パートナーとなったAWLは、AIカメラを活用したサービスを展開しており、画像認識サービスに関するさまざまな知見を持つ。両社では今後、「従業員通用口での発熱検知」「任意の場所における密集度計測」「任意の場所における混雑状況の把握」「人物間距離の計測」「人物同士の接触回数計測」「アルコール消毒実施の検知」など実証実験の枠組みを拡大する。さらに「マスク装着検出・アラート表示」の実証実験の成果を受けて外部販売なども進める計画だ。

≫特集「新型コロナウイルス 製造業が直面する未曾有の試練」

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.