マスク用イヤーガードとフェイスシールド用パーツの3Dプリンタデータを公開3Dプリンタニュース

Apple Treeは、3Dプリンタで印刷できるマスク用イヤーガードとフェイスシールド用パーツのデータを無償公開した。長時間のマスク着用による耳の痛み軽減に活用できるなど、新型コロナウイルス対策を支援する。

» 2020年04月15日 13時00分 公開
[MONOist]

 Apple Treeは2020年4月7日、3Dプリンタで印刷できるマスク用イヤーガードとフェイスシールド用パーツのデータを無償公開した。マスク用イヤーガードのSTLファイルフェイスシールド用パーツのSTLファイルは、ダウンロードして利用できる。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のためマスクを着用する人が増えているが、長時間の着用により、ゴムひもと触れる耳の裏が痛くなる。マスク用イヤーガードは、頭の後ろでゴムひもに引っ掛けるだけで、耳の後ろにゴムが直接触れるのを防ぐ。長さの調節も容易で、長時間のマスク着用でも耳が痛くならない。

 データは、3Dプリンタ「Finder」(TPUフィラメント)と「Adventurer3」(PLAフィラメント)用を提供。どちらも曲がるため、柔軟な装着が可能だ。

キャプション マスク用イヤーガードを装着する様子(クリックで拡大) 出典:Apple Tree
左:TPU、右:PLA(クリックで拡大) 出典:Apple Tree

 フェイスシールド用パーツは、ゴムひもでクリアファイルと組み合わせることで、医療現場で不足しているフェイスシールドを簡単に作れる。

フェイスシールド用パーツのイメージ(クリックで拡大) 出典:Apple Tree

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