HPと同社がグローバルで展開するデジタルマニュファクチャリングネットワークの認定パートナーは、3Dプリンティングソリューションを活用し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に必要な重要部品の供給を支援する。
HPと同社がグローバルで展開するデジタルマニュファクチャリングネットワークの認定パートナーは2020年3月24日(米国時間)、3Dプリンティングソリューションを活用し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に必要な重要部品の供給を支援することを発表した。
既に1000点以上の部品が各地域の医療機関などに届けられており、スペインのバルセロナ、米国のオレゴン州コーバリス、カリフォルニア州サンディエゴ、ワシントン州バンクーバーにあるHP 3D R&Dセンターでは、世界中のパートナーと協力し、緊急性の高い重要部品の生産拡大に向けた取り組みを開始している。
現段階で検証が完了し、最終製品化したものとして、フェイスマスクやフェイスシールドといった防護具、マスクの着け心地を改善するマスクアジャスター、鼻腔用スワブ、肘でドアを開閉できるハンズフリードアオープナー、人工呼吸器部品がある。引き続き、各国の政府機関、医療機関、業界と連携し、効果的な取り組みを実践していくという。
また、同社がグローバルで展開するデジタルマニュファクチャリングネットワークの認定パートナーは、3Dプリンタで製造した部品をあらゆる地域で利用できるように支援を開始。日本からは、同ネットワークに加盟するSOLIZE Productsがこの取り組みに参加している。
さらに同社とパートナー各社は、簡易な組み立てが可能な多くの部品の検証済み設計ファイルを同社Webサイトを通じて無償提供している。
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