富士通がローカル5Gの予備免許を取得、川崎市に実証ラボを開設:製造ITニュース
富士通は2020年2月18日、国内では初となるローカル5Gの無線局予備免許を関東総合通信局から付与されたことを発表した。
富士通は2020年2月18日、国内では初となるローカル5Gの無線局予備免許を関東総合通信局から付与されたことを発表した。免許の周波数帯は28.2〜28.3GHzで、神奈川県川崎市の富士通新川崎テクノロジースクエアで取得している。
5Gは、最大10Gbpsの高速通信、1ms以下の低遅延、1km2当たり100万台の多数同時接続などの特徴を備えている。その中で特に産業領域からの期待が大きいのが、通信キャリア以外の事業者が独自の基地局を設置するローカル5Gである。
ただ、ローカル5Gの導入には、ネットワークの構築や運用における知見やノウハウが必要とされ環境準備が課題とされている。そこで、富士通ではローカル5Gの技術検証やユースケース検証を進め、最適な活用を支援する方針だ。
今回の免許取得を受け、ローカル5Gの電波を発する無線局を、富士通新川崎テクノロジースクエアに設置し、ローカル5Gネットワークシステムの検証を行う。さらに、2020年春には同拠点内に顧客やパートナー企業とローカル5Gを活用した実証の場として「FUJITSU コラボレーションラボ」を開設する。さらに、富士通内の他の事業所や工場、グループ会社でも、順次ローカル5Gの免許を申請する方針を示している。
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