この記事は、2020年2月7日発行の「FA メールマガジン 」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
取材などでさまざまな工場に伺っていると「人手不足に困っている」という声を頻繁に聞くようになりました。実際に製造業就業者の数は90年代半ばから右肩下がりとなってきています。1994年には1400万人を超えていましたが、2017年には1023万人と、30%近く減少していることが分かります。こうした数値は以前からさまざまなところで取り上げられていますが、統計をよくよく眺めていると若年層の減少がそれに輪をかけて深刻だということに気付きました。
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デジタル変革はなぜ必要なのか、次世代製造業に求められる“3つのP”
フランスのDassault Systemes(ダッソー・システムズ)は2019年9月18〜19日、中国の上海で、アジアの製造業に向けたイベント「MANUFACTURING IN THE AGE OF EXPERIENCE」を開催した。本稿では「持続可能性」をキーメッセージとして訴えた基調講演と事例講演の一部、同イベントで実施された一連の製造工程を示したワークショップの様子を紹介する。
若者に支持される町工場の作り方、事業承継の苦労と工夫
「第29回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)」(2018年11月1〜6日、東京ビッグサイト)の特別講演として、ダイヤ精機 代表取締役の諏訪貴子氏が登壇した。「町工場の娘〜ダイヤ精機代表取締役諏訪貴子氏に学ぶ2代目の事業継承〜」をテーマに、急な事業引き継ぎにもかかわらず、従業員の力を集結し危機を乗り越えた「経営改革」、若手採用に当たって自社の強みを効果的に伝える重要性や、キメ細やかな育成方針で退職を防止する「人財育成」などについて紹介した。
データで見る日本の製造業、日本を取り巻く3つの潮流
日本のモノづくりの現状を示す「2019年版ものづくり白書」が2019年6月に公開された。本連載では3回にわたって「2019年版ものづくり白書」の内容を掘り下げる。第1回では「第1章 平成の製造業とものづくり白書の変遷」「第2章 日本のものづくり産業が直面する課題と展望」を中心に、日本の製造業の現状について整理した上で、日本の製造業を取り巻く3つの潮流を概観する。
2019年の深センから見た、ハードウェアスタートアップシーンの今
世界中から多くのスタートアップ企業が集まる中国・深セン。「アジアのシリコンバレー」とも称されるこの地に拠点を置くスタートアップと、彼らを支援するベンチャーキャピタル(VC)、そして消費者視点で見た深センの街並みを取材した。
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