DTSインサイトは、ECU製造ラインの多面取り基板向けマルチチャンネルプログラマ「NETIMPRESS acorde」を発表した。差動通信の採用や、本体内部グランドの強化でノイズ耐性を高めることにより、通信ボーレートや内部処理が高速化している。
DTSインサイトは2020年1月14日、ECU製造ラインの多面取り基板向けマルチチャンネルプログラマ「NETIMPRESS acorde(ネットインプレス アコルデ)」を発表した。
同年2月20日より販売を開始する。
NETIMPRESS acordeは、同社のフラッシュオンボードプログラマ「G-NETIMPRESS」の後継モデル。ターゲットとの通信に外部からのノイズの影響を受けにくい差動通信を採用している。また、プログラマ本体の内部グランドを強化しノイズ耐性を高めることで、従来品と比較して通信ボーレートが4倍となり、最大通信速度は40Mbpsとなった。
ベースユニット本体には、モジュールタイプのプログラマユニットを最大9台まで搭載できる。各プログラマユニットは2chのプローブコネクターを装備しているため、複数デバイスを搭載するECUに、プローブケーブルの切り替えなしで書き込み可能だ。
同プログラマのDigital I/Oモジュールは、ユーザーシステムと接続されたI/O信号と、Digital I/O制御ソフトとの中継用モジュールとして動作する。Digital I/O制御ソフトがEthernet経由でDigital I/Oモジュールへ信号を送受信し、接続されているプログラマモジュールをI/Oの状態に応じて制御する。
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