ホロラボ 代表取締役CEOの中村薫氏は「製造業、建設業のいろいろな現場の方とお話してみると、iPadを既に導入している企業が多いことが分かった。現場導入が進んでいるiPadでAR活用の効果を知ってもらえれば、AR/MRの認知も広がり、さらなる普及につながっていくのではないか」と話す。
こうした考えの下、ホロラボはmixpaceの対応デバイスにiPadを追加し、アップルのARフレームワーク「ARKit」を活用したmixpaceアプリの配信を開始した。専用アプリのユーザーインタフェースは、両手持ちを前提としてiPad向けに最適化。両手の親指が届く範囲に各種メニュー(移動、回転、拡大/縮小、透過、属性情報表示など)を配置し、シンプルかつ直感的に操作できることを心掛けた。AR空間に投影する3Dモデルは、クラウドストレージ、ローカルストレージから選択して呼び出せる。
mixpaceは、年間契約のサブスクリプション方式での提供となり、ベーシックな「mixpace Standard」が年間116万4000円/10ユーザー、オートデスクのBIMツール「Revit」にも対応した「mixpace Standard +R」が年間138万円/10ユーザーとなる。また、検証および短期利用向けの「mixpace trial」(mixpace Standard +Rと同等機能)が60日9万2000円/1ユーザーでの提供となる。なお、StandardとStandard +Rに関しては、今回のiPad対応に伴い、価格据え置きで利用可能ユーザー数を5ユーザーから10ユーザーに増やしたという。
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