EOS社内のワークフロー合理化に向け、Link3Dとのパートナーシップを拡大3Dプリンタニュース

Link3Dは、ドイツのEOSとのパートナーシップを拡大する。積層造形向けの製造実行システムを手掛けるLink3Dとのコラボレーションにより、EOS社内のワークフローを合理化する。

» 2019年11月22日 13時00分 公開
[MONOist]

 Link3Dは2019年11月12日、産業用3DプリンタのグローバルリーダーであるドイツのEOSとのパートナーシップを拡大すると発表した。積層造形向けの製造実行システムを手掛けるLink3Dとのコラボレーションにより、EOS社内のワークフローを合理化する。

 今回の協業は、2018年初頭から開始したEOS北米事業とLink3Dのパートナーシップの延長となる。ドイツ・ミュンヘン郊外のクライリング工場、米国テキサス州のフラッガービル工場、ミシガン州のノバイ工場におけるベンチマーク部品造形の生産状況を一元化し、後工程や品質管理データを相互に追跡して共有できるようにする。

 また、Link3Dを使ってEOSのマシンと接続することで、Link3Dのスケジュールソフトウェアが強化され、造形スケジュールをリアルタイムに監視できるようになる。同時に、プロセスモニタリングにより品質管理に活用することも可能だ。

 Link3Dのシステムを使用すると、工場がデジタルで接続されるため、データ入稿から納品までのワークフローを視覚化できる。そのため、顧客がEOSのベンチマーク工場を視察し、アディティブマニュファクチャリング(AM)造形工程の合理化の参考にすることも可能だとする。

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