PFUは、「ET&IoT Technology 2019(ET2019)」において、半屋外、車両、粉じんや有害ガス環境などの過酷な環境でも安定して動作する「耐環境コントローラ」を参考展示した。
PFUは、「ET&IoT Technology 2019(ET2019)」(2019年11月20〜22日、パシフィコ横浜)において、半屋外、車両、粉じんや有害ガス環境などの過酷な環境でも安定して動作する「耐環境コントローラ」を参考展示した。
耐環境コントローラは、防塵(じん)対応が可能なファンレスの密閉筐体を採用。CPU放熱と装置全体の冷却を兼ね、自然対流を生かした形状の大型ヒートシンクを備え、−40〜70℃の幅広い温度環境に対応する。耐振動性は5Grms、耐衝撃性も50Gを実現している。CPUは第6世代のCeleron(Skylake)を採用しており、最大16GBまでのECCメモリ、CFast1基とSSD2基のストレージを搭載できる。また、PFUが開発したソフトウェアRAIDを用いることで、ハードウェアRAIDとそん色ないストレージの性能と安定性も確保した。
展示では、過酷環境での安定動作を示すために、1.5Gの振動を加えて動作させる耐振動デモと、70℃環境で動作させる耐高温デモを披露した。「ET2019の来場者の反応を見た上で、顧客ごとのカスタマイズ対応に向けたオプションとして展開できればと考えている」(PFUの説明員)という。
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