IDC Japanは、2019年のスマートホームデバイスの世界市場は対前年比23.5%増の8億1500万台の出荷が見込まれ、2023年には13億9000万台以上に達するとの予測を発表した。
IDC Japanは2019年10月10日、世界のスマートホームデバイスの出荷に関する予測を発表した。2019年のスマートホームデバイスの世界市場は、対前年比23.5%増の8億1500万台の出荷が見込まれ、2023年には世界全体で13億9000万台以上に達すると予測する。
この予測によると、2023年時点での直近5年間の年間平均成長率(CAGR)は14.4%となる。中でもアメリカでの出荷台数が最も多く、直近5年間のCAGRは9.5%となる見込みで、2023年には出荷台数が5億6000万台以上に達する見通しとなっている。
中国は出荷量では2位だが、同期間のCAGRは22.6%と予測され、急速な成長が見込まれる。CAGRは、中国に次いでカナダ(19.9%)、西ヨーロッパ(14.7%)の順となっている。
製品別では、ビデオエンターテインメントデバイスの出荷量が最も多く、2019年の全体に占めるシェアが41.7%と予測した。次いで、ホームモニタリング、セキュリティが19.2%、スマートスピーカーが16.5%の順となっている。ビデオエンターテインメントデバイスは、低価格化に加えて8K、高リフレッシュレート、HDR、大画面化などの機能的な進歩による買い替え需要の増加が予測される。
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