川崎重工業がAI分野で米スタートアップと提携製造マネジメントニュース

川崎重工業はAIソフトウェア開発を手掛ける米OSAROとの提携を発表した。AI分野におけるオープンイノベーションを積極的に推進し、社外の優れた知見を取り入れることで、製品やサービスの開発を加速させる。

» 2019年10月23日 09時00分 公開
[MONOist]

 川崎重工業は2019年10月7日、AI(人工知能)ソフトウェア開発を手掛ける米OSAROとの提携を発表した。AI分野におけるオープンイノベーションを積極的に推進し、社外の優れた知見を取り入れることで、製品やサービスの開発を加速させる狙い。

 OSAROは先進的なAIソフトウェアの開発技術を持つ、アメリカのスタートアップ企業。産業用ロボット向け自律制御ソフトウェアなどを開発しており、画像認識やモーション制御を行うAI適用ノウハウに強みを持つ。

 これまで両社は共同で、川崎重工業製のロボットにOSAROが開発したAIを適用する可能性について概念実証を行ってきた。今回の提携により共同開発を本格化する。

 また、環境認識や動作・経路計画、操作判断などのAI適用ノウハウを蓄積することで、輸送システムやエネルギー分野などの自社製品の自動化を目指すとしている。

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